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社長コラム

真夏の夜の夢 ?胡蝶之夢?

2022年1月 1日掲載

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

さて、真夏の世の夢の最終回となります。どうなることやら...。
悪夢の舞台で一人、夜勤をすることになった私。 夜勤と言いますが、実際は電話番で、
緊急事態があった時だけ出動して、それ以外は会社に待機という状態。
「電話があれば、外に出られるのに...」
その日は無情にも電話はなく夏の夜は更けていきます。 仕方がないと腹を決めて
布団をしき、クーラーをガンガンに冷やして眠りにつくことになりました。2晩の徹夜は
早速私を、あの悪夢の世界へ引きずりこんでいくのでした。

ふと気が付くと、ろうそくがゆらめく会議室にいる私。すでに緊迫の度合いは頂点を迎えて
います。 営業所の所長は何日も前から連絡が取れず、いよいよ電気も水道も止まっています。
空気感染が疑われる謎のウィルスは、今ここにいる人の中にも潜伏しているかもしれません。
それが発覚するのは、誰かがゾンビ化することだけだったのです...。疑心暗鬼の時間だけが
過ぎていき、だれも会話をすることすらない。 鉛のような空間が私達の心を押しつぶしていくのです。

突如として、隣の石川さんの作業着の胸のボールペンが爆発しました。先ほどまで現実の世界で
バトンのように回っていたボールペン。爆発したというよりも、中のインクが急激に沸騰して
外に飛び出した、というのが本当のところでした。
「びっくりした!石川さん、驚かせないでよ!」と言いながら彼のほうに振り向くと...。
石川さんの顔が首から頭のほうへ向かってかさぶた状に変わり、白目をむき始めたのです!
目の前で起きた2度目のゾンビ化に、私は叫びました!
「わかった!感染者はボールペンのインクが沸騰するんだ!」

...。実はこの後目が覚めて、この夢は終わります。 1週間も続けてみた悪夢はあっけない終末を迎え、今に至るまでこの続きは夢に出ないのです。 とにかく不思議な夢だったことをお伝えして終わります。
さて、なんで今になってこんな事を思い出したのでしょう? 私にはわからないのです。今のこのコロナを取り巻く状況は現実なのでしょうか? もしかしたら、私はまだあの悪夢の世界から抜けていないのではないか?と思ってしまうのです。
そして、さらにこの「現実」は、誰かが見ている「夢」で、私はその中の登場人物の一人にすぎないとしたら...。
お正月のネタではなかったですね(笑)。来月からは、何か楽しいネタを書きます。

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