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社長コラム

山陰旅行4 石見銀山

2020年6月 1日掲載

さて、続き物の第4話になります。 正月に家族で行った山陰の旅。出雲空港からの珍道中はようやく一日目の午後、石見銀山へと参ります。

石見銀山が世界遺産になったのは、「銀を掘り起こすのに、山を崩したり、森林を伐採したりせずに、狭い坑道を掘って採掘するという、環境に配慮した方式だから」という、
現在社会に対して警鐘を鳴らす意味も込めた理由からなのだそうです。
なるほど、山のふもとの駐車場から銀山坑道の入り口までの長い上り坂は環境に配慮して
自転車で行くことを推奨されています。

人一人が身をかがめてやっと歩ける坑道の中は、今でこそ最小限の照明がありますが、
昔はさざえの貝殻に油を入れ、火をともしたそうです。ほぼ真っ暗で見えなかったでしょう。

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石見銀山のすごいところは、すぐ近くに鉱山町があり、今も住居になっている所です。
ここでも、歴史と共存するという意識を強く感じました。日本人として、この意識を
持ちながら仕事をすることはこれからとても大事になるなあ、と感じてしまいました。

閉山近い時間に着いた石見銀山でしたが、坑道、鉱山町ととっぷりと歩き、夕方に
なりました。 くたくたになった家族一行は、日の沈む日本海を見ながら、来た道を戻り、
宿のある松江へと向かうのでした。  続く


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