11月の第三木曜日は、ボジョレー・ヌーボーの解禁の日です。日本では、すっかり定番、というか一時のお祭り騒ぎはなくなりましたね。バブルの時には、一本○万円とか、あきれるほどの高値で販売されていましたが、今では、スーパーで500円とかハーフボトル売りとか、されております。時代の変遷は恐ろしいものですね。

　ヌーボーというのはフランス語で「新しい」という意味。もちろん新酒の事です。ボジョレー地区で作られるその年の新酒の事ですが、なぜに解禁日が決まっているのか？早く飲みたいお酒飲みの方がたくさんおられるようで、ボジョレーヌーボーが売れる事に気が付いた業者が販売日をどんどん早めていった結果、まだ醸造できていない質の落ちたワインが出回ってしまったのだとか。どの業界も生き馬の目を抜くような競争があったのですね。そして、品質を落とさないために、解禁日を決めたのだそうです。

　ここ何年か、ワインなんて飲んでいませんでしたが、今年のボジョレーヌーボーを頂いてみようと、今年はひそかに思っております。