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社長コラム

0.00%

2018年9月 1日掲載

 皆さん、なんだと思われますか?何年か前から、この数字をよく見かけます。それでは、この数字の前に「ALC」と入れてみるとどうでしょう?そう、ノンアルコールビールです。
 最近、ある研修会で、ノンアルコールビールの市場についての設問がありました。2007年6月に法律が改正され、飲酒運転に対しての罰則が厳しくなりました。それまでのビール風飲料は、どうしてもアルコールが0.1?0.5%になってしまい、飲酒運転の検査に引っかかる可能性が0ではなかったそうです。
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 ただ、製造の過程でどうしても酵母を使わなければならないため、アルコールが生成されてしまうという、技術の壁があったんだそうです。
 キリンビールはビール製造のノウハウを駆使して、四捨五入すると0.00%になる「キリンフリー」を開発して、大ヒットとなりました。それで、0.00%と書いてあるのだそうです。ノンアルコールビールはそののち、男女問わない人気のサントリーオールフリーというキリンをしのぐ大ヒット商品、スーパードライブランドのアサヒドライゼロがキリンフリーを抜いて二大巨頭となりました。
 最近では、キリンが「一番搾り」製法で作り上げた「零いち」で巻き返しを図っています。私も、休肝日には何を飲もうか迷っております。

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