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社長コラム

サインの見落とし!

2019年10月 1日掲載

 久しぶりの野球ネタです。夏の高校野球も終わりましたね。大阪の履正社高校が見事に春大会の雪辱を果たしたという事で、大きな話題になりました。星稜の奥川投手、そして大船渡の佐々木投手など、今後楽しみな選手も出てきましたね。野球人口が減少しているという数字が出ていますが、それでもこのような期待大の選手が毎年出てくるというのは、それでもやはり日本という国は野球をする人達の層が厚いから、といえるのでしょうね。
 今回はそんなぶ厚い野球人口の最下層で、「のほほ?ん」としているある双子の実話です(笑)。
 中学2年生になった双子たち。いよいよ野球部で最上級生になり、試合に出られるようになりました。秋の新人戦で、なんとか背番号をもらい、ライトとサードに。毎日夜に素振りをしているとはいえ、外から聞こえてくるのは空を切るバットの音ではなく、スマホゲームの話題や、YOU TUBEの動画についてしゃべっている声。双子のデメリットでしょうか(汗)。もっと集中しないと、試合に出られても、ミスをしてしまうぞー、と声をかけても14歳の彼らの耳には蚊の羽音ぐらいにしか聞こえません。
 そして、試合当日。恐れていた事が現実のものに。ライトに入ったKの1アウト2.3塁の打席でスクイズ!しかしバットに当てられずに失敗(外したボールでもなかったのに...)なんとかランナーはホームインできたものの、さらに1アウト3塁で中途半端なスイングで三振に。後からKに聞いてみると、出ていたサインはなんと再び「スクイズ」だったようで、サインを見落としていたのだとか。1打席に2回もスクイズを失敗したKは、その次の回で交代になりました。他の仲間の活躍もあり、圧勝の試合でしたが、果たして次の試合、Kの出番はあるのでしょうか?次回へ続くのでした。

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