HOME »  社長コラム » 啓蟄

社長コラム

啓蟄

2016年3月 1日掲載

   一月二月の寒波を凌いで、ようやく春に向かおうとしています。今年は正月が暖かかったため、その後の大寒波が本当に厳しく感じられましたね。今年は三月五日が「啓蟄」に当たります。昔、日本人が1年間を24等分してその名前をつけた「二十四節季」の中のひとつで、地面の中で巣篭りをしていた虫たちが地面に出てくるという日なんだそうですね。自然と共存して生きた先人たちの鋭い観察眼と、それを四季を表す言葉に当てはめるセンスの良さに、敬意を表します。土と共に生きてきた日本人の気質を本当によく表していますよね。
cl72.gif
 ちなみに啓蟄から春分までをこれまた3つに分けたのが七十二候といい、三月十日頃を「桃始笑 ももはじめてさく」、三月十五日頃を「菜虫化蝶 なむしちょうとなる」。桃が咲くのを「笑」という漢字で表しているんですね。これにも感動します。昔は花が咲く事を「笑う」と言っていたのだそうです。
 春になると、沢山の笑顔が見れるように、仕事でも頑張ります。

このページの先頭へ