ただ今、6月の最終日でございます。8月のコラムを書くには、風情が多少違いますが、思いつくままに、夏の思い出を書いてみたいと思います。

　小学生の時、夏休みの思い出と言えばすいか、日焼け、少年野球といったところでしょうか。

　縁側ですいかを食べていると、お隣の壁をステージに短い命を燃やすアブラゼミの独唱、ジリジリ。近くの公園で虫取りをしているとき、虫取り網を通して肌を刺すような日光、ジリジリ。少年野球の練習で、短い水飲み休憩が終わった後、頬にかみついてくるキャッチャーマスクの熱さ、ジリジリ。思い出せば、私の夏のキーワードは、「ジリジリ」だったような気がします。

　そして、最近ジリジリしていることは。子供達が、少年野球に入るか入らないか、いつまでたっても迷っている事。思えば、父も子供の頃は迷っていました。何事も始めれば楽しい！子供達にも、キャッチャーマスクのジリジリを感じてほしいなあ、と思うこの頃です。